今年に入って急に身体の調子に違和感を覚えたぽかちゃん。病院嫌いの妻に診察を受けるよう勧めてくれた親友のおかげで地元の脳神経外科クリニックを診察することになったのだが…。結果は予想を遥かに超え、一度も考えもしたことのないような内容だった。
まずは脳神経外科クリニックを受診
1月中旬、いつものぽかとはどうも様子が違うことを心配してくれた親友の勧めで脳神経外科クリニックを受診することにした。病院嫌いのぽかもさすがに今回はちゃんと診てもらったほうがよいかも?と感じていたようだ。つい数日前まではもう少しシャキシャキしていたのに、この日は車の助手席に乗るのも降りるのも、かなり困難になっていた。左脚が上手く上げられず、歩く時は隣でサポートしてあげた方が良いレベルだった。
医師に「最近左手脚がうまく動かせないんです」と伝えると、とりあえず脳の状態を見ないとなんとも言えませんね…ということでMRIを受けた。
30分ほどして結果が出たので2人で診察室へ。なんだろうねぇ🤔大したことないと良いけど。
いつもの軽いノリで入った診察室で見せられた画像に愕然とする。
MRIの結果は…
MRI画像はド素人が見ても異常なものだとわかるほどで、脳の中心から全体に影が広がっていた。
まるで脳の中にインクでもこぼしたような画像で、それが全体に広がっている印象だ。
しかし、この時点では診断が下りない。医師でもMRIの結果だけでは特定が出来ないとのことだった。
多発性硬化症?
インフルエンザウイルスによる脳炎?
あるいは脳腫瘍?
そのどれも憶測でしかなく、もっと大きな病院を受診した方が良いですね。ということで紹介状を書いていただくこととなった。
そして1週間後。都内にある脳神経内科・外科のある大学病院で再度MRIを受けたのだが、そこでもすぐに診断は出来ないと言われてしまった。
そして…こんな一言を言われてしまったのだ。
これは我々医師でも、
ちょっと驚くレベルの画像です。
精密検査が必要だってさ
ここまで来るともう「なんとかなるさ」といったいつもの軽いノリではいられない。とにかく一日も早く検査のために入院をする必要があるのだ。
「すぐに入院をさせていただきたいのですが!!」
とお願いしたのだが、都内と言えど昨今の病院はどこもかしこもベッドがいっぱい!!
「空きが出たらすぐに入院をしましょう」ということで、この日は入院予約をして一旦帰宅。
妻は自ら、実家の母親に経緯を説明するために電話をしたのだが「お母さん、あのね…」と話したところで声を詰まらせ泣き出してしまったため僕がすべてを説明した。
娘からの急な連絡ではあったが、落ち着いて話しを聴いてくれたお義母さん。
すぐに状況を整理して理解してくれた。
「大丈夫よ、強運の持ち主のあなたのことだもの」
「精密検査してしっかり治して帰ってきなさいね」
とにかく、入院をしないことには始まらない。そしてどうか、さほどたいした症状ではありませんように。
ただただそう願うことしか出来なかった。