うちのぽかちゃんは悪性の脳腫瘍しかもグレードⅣなうえ、かなり進行スピードが早いものだったので1月末に病気が発覚してから1ヶ月も経たずに記憶障害に至ってしまった。
オイラや看護師さんの言っていることの理解はそこそこ出来ていたのだが、自分から話すことは難しい様子で、LINEの内容も次第に支離滅裂な内容になってきた。
LINEに関しては指を動かすことさえスムーズに行かないので文字入力が難しくなってしまったということもあるが、3月に入るとまともに身体を動かすこともままならない状態になってしまったので最後の方は誤字だらけの宇宙語のような文章になってしまった。
その宇宙語を解読するのが、なにげに楽しかったなぁ。
もともと人の名前やスケジュールなどをすぐに忘れる性格だったぽかちゃん。
自分でも「オイラはホントにボケてる、ばーちゃんになったら最期はボケてさいならやね」
と、よく言っていた。
結局ばーちゃんになれずにピラピラになってしまったけどね。
気づけばあれから、はや半年…。
「もう半年」か「まだ半年」なのか。どっちだろう。
肉体から離れたぽかちゃんの意識は向こうで元気にやってるのかな…。
ねぇ、元気にやれてるの?
最後ボケボケ星人だったけどさ。
たまに心配になることがある。
心配その① ボケてピラっても大丈夫なのか
オイラは特定の宗教を信じているわけではないけれども、人が天に召されると「仏になる」とか「宇宙に還る」とか「魂が守護霊になっていずれ子孫を守ってくれる」といった昔から言われていることを「残された人を前向きにするためや生きる希望を与えるため」にある考えとは思っていない。
今生きている人を励ますための綺麗事でもなんでもなく、きっと本当にそうなんだろう。
昔と言っても100〜200年のつい最近ではなく、数千年以上前の太古の昔からそういう考えがあるようだし、「危機一髪の所で不思議な力に守られた」というような体験談や、前世の記憶を持ったまま生まれてくる人間が存在するのはオカルトでもなんでもないと思っている。
きっとわかっている人にはわかっているのだろう。
最近ではサイエンスな視点からも研究がされていて、その結果
「肉体を離れても意識は残り、量子となって宇宙に存在する」
というような考えもあるみたい。
この考えが今のところ一番好きだ。
詳しいことは良くわからないが、人体を調べていった結果、肉体が無くなったとしてもその人を形成していたであろう「意識」というのはこの地球上、いや宇宙上には量子レベルで存在している可能性があるんだとさ。そうでないと辻褄が合わないらしい。
知らんけど。
また、瞑想の話になると必ずと言っていいほど宇宙と意識が繋がるみたいな話になるけれども、肉体という【魂の器】から意識を開放し、「無」に集中して「あるがまま」の状態になると宇宙に繋がって、それこそ悟りを極めちゃった人はアカシックレコードにアクセスできちゃって、なんと過去も未来も森羅万象、この世の理のすべてがわかってしまうそうだ!!
知らんけど。
まぁ色々な考えがあるけれども実際に自分が最期の時に体験しなければ理解のしようもない。
ただですよ?
その様々な考えって最期の時にまともな意識があることが前提だったらどうしよう。
ボケちゃった人も含まれますかね?
心配その② ぽかを迎えに来たのは、ボケたばーちゃん説。
以前、一度だけちょっとソッチ系の能力がある方に見て頂いたことがある。
ぽかの容姿やら今彼女が思っていることやら、オイラしか知らないようなことをそれなりに言い当てられたので一応は信用しているのだがその方いわく、
「奥様はおばあちゃんがお迎えに来たみたいね。奥さん方のおばあちゃんね。」
とのことであった。どうやらぽかの魂がそう話していたらしい。
おばあちゃんがまだご存命である可能性だってバリバリあるにもかかわらず、迷いなくそう言われたのでこれには少し驚いた。
「確かに、直近で亡くなった仲良しのおばあちゃんが迎えに来た可能性は高いですね」と答えたのだが、同時にちょっと心配になってしまった。
それはなぜかと言うと…。
これまたそのばーちゃんもボケてお空に還ってしまった人だからである。
つまり、ボケ祖母&ボケ孫のスーパーボケボケコンピの出来上がりなのだ。
心配その③ 行くべき場所へ行けたのか。
そんなスーパーボケボケコンピ、ちゃんと行くべき場所へ行けたのだろうか。
ぽかは初めての場所だから道がわからないし(あとボケてるし)、ばーちゃんは完全にボケているわで行くべき道を間違って迷子になって二人して
「わがんね、どっちの道かわっがんね」とか言って泣いていたらどうしよう…
なんて思うことがある。
まぁ多分そうであったとしても、先に行ったぽかのじいさんがばーさんにブチギレながら迎えに来るとは思うので多分大丈夫だろう。
人は肉体から離れたら…
と、そんな心配もしたりしなかったりなのだが、自称オカルト偏差値80オーバーのオイラが「魂とは」について調べてみた結果、生前ボケててもそうでなくても肉体から解放されたらまた別の存在になるので結果的に「心配ご無用」なのかもしれないという所に落ち着いた。
ここから先は自分でも何言ってるのか「わけわからんぴ」な内容だけど、
【肉体】と【意識や魂】の関係性をパソコンで仕事する人に例えたら大変わかりやすい気がしたので書いてみる。
こんなイメージ。
ほとんどの人はみんなパソコン本体を自分だと思い込んでいて、
日常生活をパソコンに例えると
- 生活・遊び・仕事などを行う上での色々な処理(CPUやメモリ)
- 学んだ情報を記憶する/引き出す(ハードディスク)
- 運動や会話、移動(マウスやキーボード)
- 世界のすべて(モニタの中のみで起こっていること)
- 食事(電気)
例えばこんな感じになると思う。
ひとつだけ、現時点ではパソコン単体では出来ないことがある。
それは「自ら思考する」こと。
※いずれAIや量子コンピュータが出来る日が来るかも知れないけど。
PCは料理・ゲーム・恋愛・仕事などを実行するために必要な演算処理は行えるけれども
今日どんな料理を作るか?どんなゲームをするか?
何をしたら相手が喜ぶか?効率よく仕事をするには?
【脳(CPU)】が演算をするために必要なそもそもの思考や指示は何がしてるの?
それってパソコン単体では出来なくて、パソコンの外側にいる何かが必要になる。
そう、パソコンに指示を与え操作するための何かが。
それが「意識」や「魂」とか「真我」と言われるものなんじゃないだろうか。
この考えだと、パソコン(肉体)が壊れたとしても外にいる意識や魂にはまったく影響がないよね。
もちろんパソコンが壊れてしまうとめっちゃ困るけど。
では「痛み」や「悲しみ」はどちらが感じているのか?というと、
そういった感情もパソコン(肉体)の方が感じているわけで意識や魂ではない。
ホント?うーん…ここだけは何回考えてもやっぱりちょっと難しい。
感覚や感情を認識する箇所に該当するコンピューターのパーツが思いつかないや。
「痛み」を感じたり「嬉しい、楽しい、悲しい」という感情がある時、
「こいつ痛がってるな」とか、「こいつ喜んでる、泣いてる」と客観的に見ているもう一つの意識が居場所はわからないけど確実にいるじゃないですか?
多分ソレのことを言いたいんだと思う。
結局何言ってるのかよくわからなくなってしまったが、瞑想や臨死体験などにより、そのことに気付いた人だけが【パソコンの外側=つまり宇宙の外側】へ行くことが出来て
過去も未来も何もかも宇宙の全てを知ることが出来るのではないだろうか。
なぜなら、すべてのデータはパソコンの中に保存されているわけだからね。
まぁ、知らんけど。
でもそんな魂を監視しているまた外の存在があるかもしれないし、そのまた外側の存在があるかもしれないなんて考え出すと無限ループのマトリョーシカ状態になってしまう。
映画『MEN IN BLACK』のラストの描写や『マトリックス』の世界観のように宇宙の外側があればぜひ感じてみたいな。また瞑想再開するかな。
で、実際のところはどうなのか?という答え合わせをするその時までは、出来るだけエキサイティングで笑顔のある日を多く過ごしたいと思う。
なんにせよ、ぽかちゃんがちゃんと行くべきところへ行けて、今はオイラたちのことを見守ってくれていればそれでOK!
いつもありがとうね。