【共感注意!】わたしが勝手にオススメする死別ソング8選

おすすめの音楽キャッチ 妻と子育てと自分と

大切な人を失ったあとに、偶然ラジオやTVから流れてきた曲が思いっきり心にぶっ刺さることがある。

よくもまぁこちらから頼んでもいないのにその曲を流してくれたねと「逆イイネ!」をしたくなる。

【聴いちゃダメなオススメ死別ソング】という対照的なタイトルになってしまったが、今回はそんな音楽に関するお話。

タイミングに注意! 聴いちゃダメなオススメ死別ソング 勝手に8選

ぽかちゃんがピラピラになって(お空に帰ってしまって)から偶然聞いて思いっきり刺さってしまった曲や、もともと良い曲だなとは思っていたけどよく歌詞を聴いたら「あ…聴かなきゃよかった」と思う曲がたくさんあった。

ここはブログなので「それよりこっちの方がヤバイよ」という意見交換も出来ないシステムのため、一方通行で勝手に紹介したいと思う。

※オススメ死別ソングベスト順というわけではありません。
そして40代なので昔の曲が多いです。

【聴いちゃダメ その1】

花*花 hana*hana -「さよなら大好きな人」

オイラの大好きな俳優:田村正和さんが主演の日曜劇場 オヤジぃ。の主題歌でもある名曲。
ドラマを見ていた時は特に気にも留めていなかったけれども、どストレートすぎる!
ただ「魂」の存在や不思議な現象を割と信じているオイラとしては、「最後」でもないし「もうかえってこない」わけでもないと思っている。
どちらかと言うと恋愛における別れの曲なのかな?といった印象。
だけど、聴く時は歯を食いしばってしまう。

【聴いちゃダメ その2】

MISIA – 逢いたくていま

ちゃんと聴いたことがなかった曲だけど冒頭からアカンてば。

初めて出会った日のこと
覚えていますか

オイラは完璧ではないけれども文章で使う漢字にはそこそこの拘りがあって、
「会う」と「逢う」の違いはハッキリ分けている。
心から愛する人以外に対しては「逢う」は使わないことに決めている。

確認のため歌詞を調べてたら、この曲の歌詞は冒頭のみ「会」を使って、それ以降は「逢」を使っているではないか。
そうそうそうそう、それそれそれ!!!!
そうか、まだ何も知らない二人だから「出会った」だよね。
けれども後に二人は愛し合って、今では「逢いたい」になっているわけか。
…MISIA大先生は流石でございます。
この曲はタイトルからして大共感なのだ。

オイラの職場ではいつもラジオかサブスク音楽が流れているのだが、死別直後に偶然耳にして
あまりの刺さり具合に「ごめん…ちょっとチャンネル変えていいかな?アンパンマンマーチでも聴かない?」とお願いしたほど。

この曲も、聴く時は歯を食いしばってしまう。

【聴いちゃダメ その3】

柴咲コウ – かたち あるもの

これは昔から好きな曲。「世界の中心で愛を叫ぶ」のドラマ版主題歌。
セカチュー懐かしすぎる。
ジャンル問わずピアノ+深みのある中低音域を中心にアレンジされたストリングスの曲が大好物なオイラにとって、この曲はサウンドのみで十分ぶっ刺さる曲だ。
たまたまyoutubeで死別ソングを探していたところ「これもそう言えばそんな曲だったなぁ」
なんて思ったらとんでもない大ダメージを食らってしまった。

もしもあなたが寂しい時に
ただそばにいることさえできないけど


うわ〜!やめてくれー!!
そばにいて欲しいよ。

柴咲コウさんはもともと歌手志望でもあったんだったかな?
とにかく歌唱力と表現力が半端なく、さらに抑揚も素晴らしい。
「ただそばに」の部分を優しく歌わずに強く声を張って歌うから、心が張り裂けそうな気持ちがビシビシと伝わってくる。
けれどもこのあとの”ほかの愛を掴める”の部分だけはごめんオイラには共感できない。
あぁ、ツライなぁ…そんなこと祈らないでほしい。
でも自分だったら同じこと思うかもしれないなぁ。

この曲を聴く時はバックのストリングスにも注意して欲しい。
サビ前1小節が特に好きだ。
ふくよかでとても深みのあるアレンジと柴咲コウの歌唱力が最高すぎる。

もちろん、聴く時はサビで思いっきり歯を食いしばる。

ちなみに柴咲コウの曲で個人的に最強だと思っているストリングスアレンジは間違いなく
「invitation」という曲!
毎年夏になると何度も何度も聴いている。
昔の日本の【暑いけれど耐えられない程ではない】ようなカラッとした空気感が最高すぎる。

【聴いちゃダメ その4】

Aimer(エメ) 『あなたに出会わなければ~夏雪冬花~』

彼女のウィスパーボイスがとても好きだ。
低めの声のアーティストに惹かれたのは彼女くらいかもしれない。
「鬼滅の刃」遊郭編のOPテーマを聴いて興味を持ち、彼女には他にどんな曲があるのだろう?と死別後にうっかり検索してしまい、この曲に出会った。

絶望の淵に立たされ、もう何もかも嫌になって完全に無気力になっているんだけど
「あなたに出会わなければ」
こんなに幸せな日々を過ごすことは出来なかったんだよね…。

もうちょっと頑張るかー。

【聴いちゃダメ その5】

Official髭男dism – 115万キロのフィルム

めったにポップスを聴かないホルン吹きのぽかちゃんだったが

「さとっちゃんは、ちゃんと音楽を理解している。多分吹奏楽もやってた」
という理由から髭団だけは大好きだ。

そしてこの曲はオイラが白血病と闘っていた2019年にぽかが出会い、一人でボロボロ泣いていたという曲。
無事に退院した時には車の中でこれでもかと言うほど、ヘビロテしていた。
特にこのライブバージョンが気に入っていた。

そんなうちのぽかちゃんは
生まれてからおよそ【62.835958656 万キロ】
オイラと出会ってからは【26.691555456 万キロ】でフィルムが終わってしまった。
短すぎるって…。

【あなたの人生は何万キロのフィルム?】
そんな計算が出来るサイトを見つけました。

【聴いちゃダメ その6】

中島みゆき – 時代

もはや説明不要の名曲。

今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど

歌い出しからこれは…。
車を運転中にラジオから流れてきて、自分の気持とリンクしすぎてヤバかった。

人生には色々あるけれども、それもいつか思い出となり、笑って話せるようになるよという未来への希望を感じさせる歌詞なのはわかるよ。

でもどうだろう…まだその未来はなかなか見えないかな。
けれども、そうやって時代は回るものなんだろうね。これまでもこれからも。

今回の人生では一旦別れてしまった我々も、また生まれ変わってめぐり逢おうね。
次も一緒になる人、愛したい人は君が良いんだよ。

ど頭の歌い出しと、生まれ変わって…の部分でいつも歯を食いしばる。

【聴いちゃダメ その7】

藤井 風 – “帰ろう”

瞑想・悟り・全ては「わたし」。この辺の思考を持っていると思いっきりぶっ刺さる曲。
生命の真髄。魂の行き着くところ。
もともと何も持たずに生まれてきたのだから、帰る時は全部捨てて帰ろう。

この曲は聴く方の年齢、考え方、状況によって作品の解釈が見事に人それぞれ異なるような気がするからとても難しい。
個人的には冒頭の”もう二度と 交わらないのなら”は共感しないし、むしろ嫌だ。

でも本当に心に沁みる曲だから藤井風(かじぇ〜)くんは素晴らしいアーティストだよ、大好きだ。
あなたは本当に歌うべくして歌っている人だよ。
今この時代に生まれるべくして生まれてきた神童だよ。かじぇ〜!!

そしてこの「帰ろう」という曲はPVも実に素晴らしい作品に仕上がっている。

特に2番サビに出てくる老夫婦らしき二人がシャル・ウィ・ダンス?するところでウルウル来る。短いシーンだけど、なんだかとても美しいのだ。
その後、この部分で手を繋いでいた若いカップルが繋いでいた手を…はなして…。
それぞれの道を…。ごめんなさい、もうダメだ。
そして、最後の女子高生に関しては色んな考察がされている。
とても美しい歌とPVなんだけど、難しい。

選ぶのに悩みに悩んだけれど、この曲の歌詞の中で特に好きな箇所はここ。

わたしのいない世界を
上から眺めていても
何一つ 変わらず回るから
少し背中が軽くなった

亡くなった方が空を飛びながら、街を世界を見て少し安心している情景が浮かぶ。
うちの奥さんも空から見て、なんとかなりそうなのを見て少し安心したかな。

もちろんこの曲も歯を食いしばらずには聴けません。
特にダメだよこの曲は。

【聴いちゃダメ その8 そして今のところ不動のNo.1】

KOKIA – ありがとう・・・

ベスト形式ではないと前置きをしていながらも群を抜いての最強オススメ死別ソング No.1

「シンプルに勝るものはない」をまさに証明したような曲だ。
この曲の歌詞の凄さは「特にストーリーはない」ということ。
ただただ「ありがとう」という想いを歌っている。
そして、相手が人間でもペットでも物でも想い出でもなんでも当てはまるという曲。
※どなたかのブログか何かで歌詞の考察を拝見した。

構成はピアノメインでギター、ベース、ドラムと超シンプルなバンド編成。
なのにこんなに心にグサグサ刺さるのはKOKIAさんの独特で可愛らしく優しい歌声があればこそ。
もしもう一度ぽかちゃんに逢えるのならば「ありがとう」と伝えたい。
よく口ずさむ曲だが、聴きながら歌うと結局歯を食いしばっている。

【おまけ!オススメの聴いちゃダメ曲をひとつ】

KAN – ときどき雲と話をしよう

私がピアノをそして音楽を始めるきっかけとなった心の師匠「KAN」様。
音楽を始めて20年以上が経ち、生前に一度だけご本人にお会いし少しだけお話もさせて頂けるという奇跡がありました。
KAN様がいなければ音楽家の道にも進んでいないし、つまりは妻と出会うこともなく、今の私は存在しません。
本当にありがとうございました。
そんな私が絶対にオススメしたい一曲がこの「ときどき雲と話をしよう」です。

相当がんばり過ぎたね 少し休もう
丘にすわり 雲と話をしよう

昔から何かにつけてこの曲には心を癒やされ、元気づけられています。
でも聴き直してみたら、ラストで最後は”もうそろそろ君のこと忘れよう”
という歌詞でしたのでどちらかというと恋愛ソングでした。

大切な妻のことを忘れることなど決して出来ません。
この曲は空に雲に優しく包まれるように穏やかに聴けます。
KANさん、どうか安らかに…。
いや、あなたは安らかに眠りそうにはないですね。
これからも色んなサプライズを楽しみにしています。

公式のリンクがないため削除されてしまうかもしれません。ぜひ聴いてみてほしいです。

【番外編・私見】まったく刺さらない「あほー」な曲がある。

死別ソングではないけれども素敵なイメージとして世に名を残している作品の中には、今聴くと

何言っちゃってんの。

な曲がある。
歌詞全体を見ての解釈ではなく、そこだけ部分的に取り出しての感情です。
本当に作者の方、そしてこれらの曲に大切な想い出がある方には大変申し訳ないのですが、これは私見でございますので何卒、ご容赦下さい。

ということで、刺さりそうで刺さらない【惜しい曲】を2つ紹介したいと思う。

【惜しい曲!その①】

大事MANブラザーズバンド – 「それが大事」

ここにあなたがいないのが 淋しいのじゃなくて
ここにあなたがいないと 思う事が 淋しい wow

何言っちゃってんの。
ここに「いない」から淋しいんだよ。だからこんなにツライんだよ。

「いないと思うこと。その思考こそが淋しいのである。」
-Daiji Man-

哲学者気取りか。
しかもwowじゃないよ、あほー!

【惜しい曲!その②】

ゴスペラーズ – 「ひとり」

愛してるって最近
言わなくなったのは
本当にあなたを愛し始めたから

はぁぁぁぁ!?
毎日言うの、毎日だ!24時間366日!!!

本当に愛し始めると「愛してる」って言わなくなるんかい。

あなたみたいなね、人がね、じわじわと奥さんに不信感を与えちゃうんだよ。
しかもそれを言う事自体が恥ずかしくなって、そのまま一生言わなくなるんだぞ?
お前絶対、将来後悔するからな!
今すぐその考えを180°変えて、ことあるごとに、顔見る度に「愛してる」と言おう。
ギュって抱きしめてあげよう。
わかったか!どあほー!!


好きな曲はありましたでしょうか?
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

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