出会ってからずっと一緒に過ごした時間はどれも全て大切なものだ。
ふとした時に「あんなこともあったなぁ」と、忘れていた思い出が蘇る。
意外とたくさんの思い出があるものだなと感じると同時に、
もうこれから二人の思い出を作ることは出来ないんだということにも気付かされる。
今回は妻とともに過ごした時間について考えてみる。
一緒に過ごせた時間への感謝
日本一明るいシングルファーザーを目指すと言っているものの、心の中のユリ・ゲラーに精神をグンニャリと曲げられそうになる時は、同じように大切な人と死別してしまった方のブログやツイートを見ることがある。
何十年も苦楽をともにしたパートナーと死別された方もいれば、突然死、病死、結婚を考えていた、
結婚したばかり、お子さんが生まれて間もない方などなど。
この人が一番大変だなんてケースはない。誰もが皆、それぞれの辛さの中で思いを綴っている。
ただ、そんな方々の文章を読んでいると「俺は19年間も妻と一緒に過ごせたんだ」という感謝の気持ちが湧いてくる。
決して強がりじゃないよ。
「19年も」なのか「たった19年」なのか。
ふとした時に、なんていうことはない思い出が蘇ることがある。
思い出を懐かしみながら、いつのことだっけと思い返すと、まだ結婚すらしていない
かなり昔の出来事だと気づいて「うわー、超昔の話しやんけ」と驚く。
同棲時代、スーパーに買い物に行く途中に起きたヘンテコなエピソードや、一緒に見たTV番組の内容とか、二人にしかわからないモノやお店の呼び名とか。全部くだらないことばかり。
そのどれもが懐かしくて愛おしい思い出だ。
一緒に過ごした19年はそう考えればかなり長い時間だ。
自分自身も生まれてから19歳になるまでの時間って、めっちゃ長かったもんね?
しかし、結婚して子どもが二人出来て、高校生と中学生になって、
さて、ウチら夫婦の人生まだまだこれからだぜ!!
という観点から見るとあまりにも短い時間である。
早く夢から醒めたいんだけどな、悔やんでも悔やみきれないってこういうことか。
あと心の中のユリ・ゲラーってなんだよ。